無接点コンタクタ
近年、半導体素子の進歩はめざましく、数万アンペア・数千ボルトの大電力も簡単に制御できるようになりました。なかでもサイリスタは、パワーエレクトロニクスの主役として家庭電気機器から産業機器まで幅広く使用され、自動化・省力化に欠くことのできないものとなりました。
これら幅広い用途に利用できる大小各種のサイリスタを生産しており、各方面で高い評価をいただいております。また、ユーザーの皆様のご要望にお応えして、早くからサイリスタ応用の各種交流電力調整用ユニット製品も生産し、改良を重ねております。
これら製品のうち、従来の電磁開閉器に代わり三相誘導電動機の可逆、非可逆運転が行なえる三相二線式無接点開閉ユニットをご紹介します。
特長
| 1.取り付けも保守も簡単 | 2.長寿命の無接点方式 | 3.騒音が無い |
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主回路部と制御回路部が一体構造になっているので、取り付け配線は簡単です。しかも静止機器ですから保守も簡単です。 ![]() |
KT、MTシリーズとも主回路には〈日本インター〉の高信頼度サイリスタを、また、制御回路部には高信頼度電子部品を使用して完全無接点化されています。可動部が全く無いので接点交換の必要がなく、電力開閉時のアークやノイズも発生しないため、長寿命が期待できます。 ![]() |
完全電子化により可動部が全く無くなり、電力開閉時の騒音は無くなりました。また、自冷式のためファンが不要なのでやはり騒音はありません。 ![]() |
| 4.万全の保護機能 | 5.優れた付属機能 | 6.豊富な機種系列 |
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内蔵の速断ヒューズが短絡事故から、また、サージアブゾーバが過電圧からそれぞれユニットを保護します。 ![]() |
電流がソフトに立ち上がるスロープ機能や相間短絡防止のインターロック機能など優れた付属機能が内蔵されています。また、正転、逆転、遮断などユニットの運転状態が一目でわかるLED式表示パネルが本体の前面についています。 ![]() |
電源電圧200/400V、出力電流30、60、100、150、200、 ![]() |
主な仕様
概要
三相誘導電動機用開閉ユニットには、可逆運転用のKTシリーズと、非可逆運転用のMTシリーズがあり、いずれも当社高信頼度サイリスタを使用した無接点・三相二線式です。KT、MTシリーズには、200/400V用があり、各々30〜600Aまでの9ランク計18機種ずつが用意されています。両シリーズとも制御回路内蔵、自然空冷方式を採用し、従来の電磁開閉器にはない、各種の優れた付属機能を装備した使い易いユニットで、幅広い用途にご利用いただけます。
ユニットの主回路構成
ユニットの用途
- 工場のライン制御用 汎用電動機のオン・オフ制御および可逆運転制御。
- クレーン、ホイスト用電動機のオン・オフ制御および可逆運転制御。
- バルブ用電動機の可逆運転制御。
- コンベア、コンプレッサ、ビル空調などの汎用電動機のオン・オフ制御および可逆運転制御。
一般仕様
第1表:一般仕様
| 項目 | 特性 | |
| 定格入力電圧および周波数 | 三相200/220V、400/440V、50および60Hz | |
| 入力電圧変動範囲 | 定格入力電圧の+10% -15% | |
| 定格通電電流 | 30、60、100、150、200、300、400、500、600A | |
| 応答時間 | 最大 10ms | |
| スロープ時間 | 0.1〜2s | |
| インターロック時間 | 標準 110ms | |
| 閉路時電圧降下 | 2Vrms | |
| 制御入力 | 方式(a)DC3〜6V (Zin:300Ω) 方式(b)DC6〜24V (Zin:1.3kΩ) 方式(c)接点入力 |
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| 耐ノイズ | コモンモードノイズに対して | 2000Vpeak、極性±、位相0°〜360° |
| ノーマルモードノイズに対して | ||
| 周囲温度(動作保証) | -20〜+70℃ | |
| 保存温度 | -20〜+80℃ | |
| 冷却方式 | 自然空冷 | |
| 保護方式 | 短絡保護:内蔵速断ヒューズによる | |
| 過電圧保護:内蔵サージアブゾーバによる | ||
| 絶縁耐圧 | 導電部−非導電部間 | AC2500V1分間(200/220V、400/440V用) |
| 制御回路−主回路間 | AC1500V1分間(200/220V、400/440V用) | |
| 絶縁抵抗 | 30MΩ以上(DC1000Vメガにて) | |
| 動作表示用接点容量(正転、逆転、遮断) | 第2表参照 | |
| ヒューズ溶断表示用接点容量 | 第3表参照 | |
表示用接点仕様
第2表:動作表示用接点容量(SSR使用)
| 電圧 | 抵抗負荷 |
| AC60〜240V | 2A |
| DC | 使用不能 |
(注)表示用接点
KTシリーズ:
P
F
R
N
端子
MTシリーズ: P D N 端子
第3表:ヒューズ溶断表示用接点容量
| 定格電圧 | 抵抗負荷 | 誘導負荷 |
| AC 125V | 2A | 2A |
| AC 250V | 2A | 2A |
| DC 30V | 2A | 2A |
| DC 125V | 0.4A | 0.4A |
| DC 250V | 0.2A | 0.2A |
(注)表示用接点: A B 端子
付属機能仕様
付属機能仕様
| 機能の名称 | 機能が内蔵されている シリーズ名 |
機能の内容 | |
| KT (可逆用) |
MT (非可逆用) |
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| 動作表示機能 | ○ | ○ | 運転、正逆転、遮断などのユニットの運転状態を前面パネルのLEDを点灯させて表示する機能です。 |
| ソフトスタート機能 | ○ | ○ | 始動時に、位相制御により主回路電流を徐々に増加させる機能です。電流増加の時間(スロープ時間)はユニット内の可変抵抗器で調整できます。 |
| ゲート遮断機能 | ○ | ○ | 遮断入力により、運転中のユニットを強制的に停止させる機能です。 |
| インターロック機能 | ○ | − | 正転←→逆転切りかえ時のユニット内での相間短絡を防止する機能です。内部には、(約)110msのインターロック時間を設定してあります。 |
| 先行指令優先機能 | ○ | − | 正転運転中に逆転指令が、あるいは逆転運転中に正転指令が入力された場合には、あとから入力された指令をキャンセルして、ユニット内での相間短絡を防止できるようにした機能です。 |





